イスノキ
解説
マンサク科。
柞、蚊母樹
学名 Distylium racemosum ユスノキ、ユシノキ、ヒョンノキなどとも呼ばれる。
常緑高木。 日本、朝鮮、中国に分布する。比重は0.90~1.00。直径1m、高さ20mにもなる。
年輪が不明瞭な散孔材。
日本産で最も重い材のひとつ。心材は紅褐色から紫褐色、
ときに縞状に色調の濃淡がある。
心辺材の境界はやや不明瞭。強度は国産材の中で最も強い材に属する。耐朽・保存性は高いが、重硬なだけに加工性が悪く、割裂、乾燥も困難である。ツゲ、シタン、コクタンの模擬材にもなり、家具(唐木代用)、器具、機械、建築内装材(床柱、床板、敷居など)、
楽器、薪炭などの用途がある。かつては櫛に使われていた。フローリングには最適である。
樹皮と葉の灰は「いすばい」といい、
有田焼でうわぐすりを染付ける媒材に用いられる。
良材は国有林、神社・仏閣などの限られた場所にしかない。
葉
大阪市立大学附属植物園 2012年4月8日?
若葉
神戸森林植物園 2013年4月28日
大阪市立大学附属植物園 2012年4月8日?
実
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▲▲ 大阪市立大学附属植物園 2012年4月8日?
虫こぶ