オガタマノキ
解説
モクレン科。
常緑高木。
高さ20m。
房総半島以西の本州日本海側、山口県北部、
四国、九州、琉球に分布している。名称は招霊からの転化で、古くこの樹の枝葉を
神前に供えて神霊を招いたことによる。
ただし葉や花に芳香があるサカキ、ヤブニッケイ、タブノキなども同様に使われた。
葉は互生し倒卵形、長楕円形など。3-4月に径5㎝になる白色の花をつけ、
芳香がある。また古くから神社、寺院によく植えられている。材は散孔材で、
心材は黄褐色。雑用材程度の利用がある。
葉
熊野速玉大社のオガタマノキ 2021年7月24日
巨樹
和歌山県新宮市 熊野速玉大社のオガタマノキ 2021年7月24日
大阪府泉南市 信達神社のオガタマノキ 2021年5月5日
静岡県下田市 報本寺のオガタマノキ 2016年10月23日
鹿児島県薩摩川内市 永利のオガタマノキ 2007年11月18 日