学名「 Tilia japonica 」で検索の結果

管理番号　科・属: 1899856―1　シナノキ科（Tiliaceae）　シナノキ属
学名: Tilia japonica
和名・商業名: シナノキ
英名・商業名: Japanese Linden

樹木・木材の別名、産地、解説

別名、現地名: 代表和名「シナノキ」、代表英名「Japanese Linden」。山毛柳，黄花柳（中国）アオシナ、アカシナ、シナノキ、ジャスパニーズライム、ジャパニーズバスウッド、ソロモンバドゥク、バスウッド、マダノキ、モウダ、ライム、Selangan Merah、
主たる分布: 日本各地､中国
樹種解説: 落葉高木。樹高20ｍ。直径１ｍ。分布は北半球の温帯、約３０種ある。心材と辺材の境はやや不明で、心材は淡黄褐色、辺材は淡黄白色。肌目は精で、木理は通直。重さは一定ではなく、ヨーロピアンライムはマホガニーと同程度だが、アメリカ産と日本産のものはやや軽く、ポプラと同じである。乾燥は良いが、狂いがやや生じやすい。強度はあまりなく、ヨーロピアンライムはシカモアと同程度であるが、日本産やアメリカ産はそれよりやや劣る。また、加工性は優れているが、耐朽性が低い。用途はキャビネット、彫刻（北海道などで民芸品）、箱（洋風菓子箱、紅茶の箱などでがなり多量に使われる）、鉛筆、割箸、器具などが一般的である。また、シナノキの樹皮で、剥いで灰で煮出して川でさらし、繊維をとったものである。その他、帽子の木型、ピアノの部品などにも伝統的に用いられている。汚れにくいので、搾乳や家事用の道具にも使われ、アメリカ産バスウッドは養蜂箱の枠に好適とされている。

主要な材質・強度性質表・グラフ