学名「 Terminalia citrina 」で検索の結果

管理番号　科・属: 1877834―1　シクンシ科 (Combretaceae)　モモタマナ属
学名: Terminalia citrina
和名・商業名: ビンガス
英名・商業名: Binggas

樹木・木材の別名、産地、解説

別名、現地名: －情報なし－
主たる分布: フィリッピン
樹種解説: ビンガスはルソンの多くの地方、ミンドロ、チカオ、レイテ、マスバテ、サマール、ネグロス、およびミンダナオ地方に見られ、二羽柿科林中に散生している。産出量は非常に少なくマニラ市場に達することはめったにない。大きな木は直径90cm、樹幹12～18mに達する。幹は形が不規則で、通直なものはほとんどない。辺材は淡黄色、厚さ4～10cm、淡赤黄色の心材とは、わずかに見分けがつく程度である。この心材は暗色の縞または紫色を伴うことがあって、特に大きな木の心材がそうである。木理わずかに交錯し、肌理は適度に細かく、光沢があり、別に味や臭いはなく、非常に重く気乾材1立方メートルの重量は910kg。堅いのでギボーの代用にすることが出来る。乾燥良好、加工容易、内部用材としては耐久力があるが、外気にさらしまたは地面に接しては耐久力中庸である。放射状線には白色の沈殿物が見える。用途はこの材はモラベ（Molave)に似ていて、しばしばその代用になるが、モラベのような耐久力はない。家具およびキャビネット製作、柱類、梁、根太、タルキ、床板などに用いられ、ビルデングの骨組としては内外に用いられ特に強度および堅牢が必要る所に使用される。

主要な材質・強度性質表・グラフ