学名「 Tarrietia javanica 」で検索の結果

樹木・木材の別名、産地、解説

別名、現地名: 代表和名「ケムバン」、代表英名「Kembang」。ジャティ、ルムバヤウ、Lumbayau、Palapi(セレベス)、Wishmore,Wismore,Deorh(リベリア)、
主たる分布: インドシナ地域(この地区を材質表に掲載 )、フィリッピン、インドネシア、マレーシア
樹種解説: 西海岸地方に広く分布しているが、一般的な木ではない。普通赤および白セラヤその他二羽柿科の種類と混生している。大きな木は樹周4m、幹は通常通直で整っており、枝下樹高18～21mに達し、根張りは強い。気乾材1立方メートルの重量は約656kg。辺材は淡色で、赤味の心材と対照しており、木理通直、肌理比較的粗く、光沢あり、割合に重くて堅く、強靭で無味無臭である。乾燥良好、加工および鉋削り共に容易、接着に適し、内部用には耐久力あり、外気にさらし地面に接しては適度の耐久力がある。用途はこの材は、総ての種類のキャビネットや家具製作用に適し、また船およびボートの厚板、単板および合板に用いられる。この材は、多くの関係がレッド・セラヤに似ているが、後者は樹脂管が無いので見分けることができる。

主要な材質・強度性質表・グラフ