常緑樹、樹高12-50m、直径50-
80cm。アラスカからカリフォルニア、ネバダ西部にわたって分布しているが、ロッキー山系北部や太平洋岸地域が蓄積が多いとい
われていが、米国最大の蓄積量。内陸のものは、樹高が高く通直で、海岸沿いに生育するものは樹高が低く形は良くない。日本の
アカマツと同様二葉松。心材と辺材の色の差は明確ではない。心材は淡黄色~淡黄褐色などで、辺材は白色~淡黄色。板目面を
見ると、はっきりとした小さい、芙くぼのような模様で、点々と光って見えるデインブルグレインがある。材面に樹脂が凄み出てくるこ
とがあり、取り扱う時には注意が必要である。やや軽軟で、耐朽性は低い。加工や接着性は容易で仕上がりはよい。名前の由来は
、インデイアンの住居が数本の丸太を円錐形に組み合わせ皮や布で覆って作っていた。その小屋用(ロツジル)の丸太(ポール)に
なる松ということでつけられた。途は枕木、電柱、杭(防腐加圧注入処理材)、サイジング、フローリング、箱、包装材、集成材用など。
主要な材質・強度性質表・グラフ
- 1.比重
- 6+
- 2.収縮率 接線方向
- 含水率1%当たり
- 5
- 全収縮率
- 5
- 3.収縮率 半径方向
- 含水率1%当たり
- 5
- 全収縮率
- 5
- 4.曲げヤング係
- 6+
- 5.縦圧縮強さ
- 6+
- 6.縦引張り強さ
- -
- 7.曲げ強さ
- 6
- 8.せん断強さ
- 3
環境関係項目 レッドリスト・ワシントン条約
- レッドリスト取扱
- IUCNレッドリスト1994年版 Ver. 2.3版には「低リスク」 Least Concern (LR/lc)
「軽度懸念」と指定されている。
- 基準解説
- -情報なし-
- ワシントン条約
- -情報なし-
- 参照・参考
- 世界の木材900種(1975)、世界の針葉樹(1987)、米材樹種ガイド(1994)、AleenCoombesTrees500、新輸入原木図鑑(1980)、Eyewi
tness Companion Trees(2007)、IUCNレッドリスト(国際自然保護連合1994,2000.)
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