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学名「Guaiacum officinale 」で検索の結果

管理番号 科・属
1464443―1 ハマビシ科(Zygophyllaceae) ユソウボク属
学名
Guaiacum officinale
和名・商業名
リグナムバイタ
英名・商業名
Wayaca
樹木・木材の別名、産地、解説
別名、現地名
代表和名「リグナムバイタ」、代表英名「Wayaca」。アイアンウッド(アメリカ)、ウッドオブライフ、グアヤツク、マウンテンアッシュ、ユソウボク、Ainunura、Bois de Gaiac(フランス)、Commoner Lignum Vutae,Guaiac Tree(英国)、guayacan negro,palo santo(キューバ)、guayacan(スペイン)、Guiacum wood、Lignum Sanctum(フェルトリコ)、Lignum vitae、Pokhout(Dutch)、Porkholz,Pokhout(ドイツ)、
主たる分布
中央アメリカ、西インド諸島、南米北部
樹種解説
大木にはならず樹高15~20m。直径30cm程度。成長も遅い。原産は中米のグァテマラ、ホンジュラス、ニカラガ、コロンビア、ヘネズエラ、西印度諸鳥(ドミニカ)。世界の木材の中で最も堅く、重い。また自己給油する性質をもち、油や樹脂を十分に含んでいるので、船のスクリューの軸受けに用いられる。また摩擦から発火などせず、または給油の必要もない。特殊な用途に使われたためか、明治時代に出た文献のなかに、すでに解説が出ている。辺材は狭く淡黄色。心材は淡紅緑色~褐色から黒色のものも多い、しばしばいくらか縞を伴い、外気にさらせば暗色になる。丸太は長い間森林中に放置すると、辺材はほとんどなくなってしまう。肌目は非常に精、均一で、木理は著しく交錯する。手で触れると蝋状の感触がある。また耐酸性がある。加工は、困難で刃を砕く傾向があり、金属加工機械が使われている。肌は細かくて一定し、材は油の感触がある。少し乾燥しにくい材で、干割れを防ぐように、十分注意が必要である。磨耗には極めて強いが、多少衝撃にはもろく、放射状には非常に割り難いが、接線面には比較的容易である。極度に堅く、英国の林産物研究所では、英国のオークの3~4倍堅いとされている。海水にも耐え、腐朽や虫害に極度に抵抗力あるが、丸太では、長角甲虫による損傷を受けることがある。用途はボウリングのボール、船舶のスクリューのヘアリング、は滑車の滑車輪、軸受け、水車の軸のベアリングなどに使われている。パナマでは鉄道枕木に用いられていた。薬用にもされ、昔は梅毒の薬としても有名だった。
主要な材質・強度性質表・グラフ
1.比重
10+
2.収縮率 接線方向
含水率1%当たり
6
全収縮率
6
3.収縮率 半径方向
含水率1%当たり
6
全収縮率
6
4.曲げヤング係
8
5.縦圧縮強さ
10+
6.縦引張り強さ
7.曲げ強さ
9
8.せん断強さ
環境関係項目 レッドリスト・ワシントン条約
レッドリスト取扱
IUCNレッドリスト1994年版 Ver. 2.3版には、絶滅危惧IB類、Endangered(EN)、と指定されている。基準は(C2a)となっている。
基準解説
・成熟個体数が少なくとも2500未満と推定され、かつ、強度の分断(どの下位個体群も250以上の成熟個体を含まない)において、成熟個体数や、 個体群の構造において、連続的減少が観察、良き、推論される。
ワシントン条約
ワシントン条約付属書(2007.3.28)Ⅱに指定されている。輸出には許可が必要。
参照・参考
世界の木材900種(1975)、世界木材図鑑(2007)、Simon&Schutrer's guide toTREES(1989)、熱帯産主要木材(1958)」木材活用事典(1994)、世界木材図鑑(2007)、IUCNレッドリスト(国際自然保護連合1994,20 00.)、TRAFFIC EAST ASIA-JAPAN(2007)
中川木材産業のビジネスPRその10  当社設計・施工のウッドデッキの事例その1 ホームページはコチラです。 画像クリックで拡大(公開2018.8.1 更新2019年9月11日 )

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