学名「Fraxinus lanuginosa 」で検索の結果

樹木・木材の別名、産地、解説

別名、現地名: 代表和名「アオダモ」、代表英名「Aodama」。鴨脚樹コバノトネリコ、チチノキ、Sengal、
主たる分布: 日本
樹種解説: 落葉高木。樹高10-15ｍ。直径60cm。別名、コバノトネリコ。分布は千島南部、北海道、本州、四国、九州などであり、最も蓄積の多いのは北海道である。心材と辺材の色の差は、はっきりしないことが多い。材の色は淡黄白色であり、心材はやや濃い色である。環孔材のため、年輪は明らかである。木理は通直。肌目は粗く、加工性は普通。保存性は中庸である。やや重硬で、弾力性があり、曲木にもなる。良材は北海道日高山系の国有林で採れる材のみといわれる。用途は野球のバットが中心で強靭性が必要な他の運動具にも使われる。以前はテニスやバドミントンのラケット、スキーの板などにも使われていたが、蓄積が少なくなり、高価になったため、現在ではほとんど使われていない。その他家具材としての用途も知られているが、木の径自体が小さいため、一般に使うのは難しい。

主要な材質・強度性質表・グラフ