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学名「 Dryobalanops lanceolata 」で検索の結果
- 管理番号 科・属
- 1306296―1 フタバガキ科(Dipterocarpaceae) リュウノウジュ属
- 学名
"- Dryobalanops lanceolata
- 和名・商業名
- カポール
- 英名・商業名
- Kapur
樹木・木材の別名、産地、解説
- 別名、現地名
- 代表和名「カポール」、代表英名「Kapur」。ウォルナット(ニューギニア)、カプール、カリマンタン camphor wood、カリマンタンカプール、サバカプール、サラワクカプール、ボルネオカンフォールウッド、aboudikro(カメルーン,コートジボワール)、Kapur Singkel,Kapur Sintuk,Kapur Empedu,Kapur Tanduk,Kapur Kayatan,Petanang(インドネシア)、Kapur-Kejatan,Kaladan,Swamp Kapur,Bomeo,Camphorwood-Paigie(マレーシア)、
- 主たる分布
- インドネシア、マレーシア
- 樹種解説
- 日本の市場では普通カポール、竜脳樹と呼ばれている。北ボルネオ産。建築構造用材、内部造作、床板等、車軸。この木から採取される竜脳は葉用香料の原料となる。マレー、スマトラ、ボルネオに数種がある。材は散孔材、生長輪はなく、垂直樹脂道がある。心材は淡紅褐色などで肌目は粗い。未乾燥の時は鋸挽、加工容易であるが、珪土を含んでいるものは鋸の歯を鈍くする。この材は磨く時は目止めを要す。釘打ち、ねじもみ、および接着良好。天然乾燥は困難ではないが、やや木口割れ、表面ひび割れを生ずる傾向がある。中庸ないしやや重硬。建築構造材・造作材、車両、船舶、器具などの用途があり、合板、とくにコンクリート型わく用合板に作られる。鉄道車両およびトラックボデーにも適する。樹から芳香ある樹脂の竜脳が得られ、香料、薬用となる。白蟻には食害されるが、菌に対しては抵抗力があり、白蟻のいない所では耐久力がある。
主要な材質・強度性質表・グラフ
- 1.比重
- 8
- 2.収縮率 接線方向
- 含水率1%当たり
- 7
- 全収縮率
- 7
- 3.収縮率 半径方向
- 含水率1%当たり
- 5
- 全収縮率
- 5
- 4.曲げヤング係
- 8+
- 5.縦圧縮強さ
- 9
- 6.縦引張り強さ
- 7+
- 7.曲げ強さ
- 8+
- 8.せん断強さ
- 8
環境関係項目 レッドリスト・ワシントン条約
- レッドリスト取扱
- IUCNレッドリスト1994年版 Ver.
2.3版には、絶滅危惧IB類、Endangered(EN)、と指定されている。基準は(A1cd)となっている。
- 基準解説
・生息地の面積、分布域の大きさ、あるいは生息地の質の減少などで、過去10年間、あるいは3世代の間に、少なくとも50%の縮小が観察、推論さ
れる。・実際のあるいは潜在的な捕獲のレベルで、過去10年間、あるいは3世代の間に、少なくとも50%の縮小が観察、推論される。
- ワシントン条約
- -情報なし-
- 参照・参考
- 世界の木材900種(1975)、世界木材図鑑(2007)、新輸入原木図鑑(1980)、IUCNレッドリスト(国際自然保護連合1994,2000.)