学名「 Dillenia indica 」で検索の結果

管理番号　科・属: 1280270―1　ビワモドキ科 (Dilleniaceae)　ディレニア（ビワモドキ）属
学名: Dillenia indica
和名・商業名: シムポー
英名・商業名: Simpoh

樹木・木材の別名、産地、解説

別名、現地名: 代表和名「シムポー」、代表英名「Simpoh」。ジャカランダパルド、ビワモドキ、ホンダパラ、Elephant apple、mataat(タイ)、Merubong(マレーシア)、Simpoh,chimpoh,Simpor(マレーシア)katmon（フィリピン）、Simpol（インジネシア）、so（ベトナム）、
主たる分布: インドシナ地域、フィリッピン、インドネシア、マレーシア
樹種解説: 樹高１０ｍ以上、樹周3mに達する。低地および沼沢地に散生している。濃密で大きな葉の樹冠をもち、時折り根上りがある。材は適度に堅くて重く、丸太は沈木する。木理交錯しないが時々渦巻き、材は割裂し難く、肌理粗くて均一。辺材黄色で帯赤色、心材は赤褐色で赤紫色の陰色を伴い、縦面には時々細線を現わし管孔には沈殿物を生じている。木口面は鈍い。四つ割材面には通常美しい木理を現わす。伐採後丸太は非常に悪く割裂する。ほとんどの種類は鋸挽容易、鉋削り良好。乾燥容易なるも曲り、捻れおよび反りに注意が必要。用途は内部構造用、羽目張り、ボート建造および銃床材。割屋根板にも使用されている。ビワ（枇杷）の様な葉をしているので、ビワモドキというが、開帳して伸びる樹形と長楕円形の葉が美しく、また径20cmはある大きな白花が美しいので、熱帯では庭木として利用される。果実は球形で径15cmほどあり、果肉は酸味の強い多汁質で、ジャムなどの加工用に使う。わが国では観葉植物として幼樹を観賞するのに利用。

主要な材質・強度性質表・グラフ