和名「カロフィルム」で検索の結果

管理番号　科・属: 1607148―4　オトギリソウ科(Guttiferae)　テリハボク属
和名・商業名: カロフィルム
学名: Calophyllum spp.
英名・商業名

樹木・木材の別名、産地、解説

別名、現地名: 代表和名「ビンタンゴール」、代表英名「Bintangor」。カロフィルム、カンボディア)、シルバーバーチ、プナガアヤー、ミヤンマー)、メンタンゴール、Beauty Leaf、Calophyllum(パプァニユーギニア)、Cong(ベトナム)、Damunu(フィジー)、Kathin(タイ、Kaumanu(ソロモン)、Poon(インド、
主たる分布: インドネシア、マレーシア
樹種解説: 大きさが様々で、一般に樹高、30m、樹周180cm越えることめったになく、通直でほっそりして、枝下樹高15～18mになり、著しい根張りはないが、時々小さな根張があることもある。東南アジアから太平洋地域にわたって生育し、海岸地方および、沼沢地方から山岳林におよぶ。心材と辺材の色の差ははっきりしている。辺材は帯黄褐色ないしオレンジ色と様々で、通常新材の時は帯紅色、または帯赤褐色で、心材は外気にさらせば、あるいは年数とともに煉瓦赤色または暗オレンジ色に変る。木理は交錯し、肌理やや粗いが均一、また柾目面には時々明らかなリボン模様を現わす。材は適度に重くて堅く1立方メートルの重量590～930（平均690）kg。天然乾燥では、桟積を正しくしないと曲りやねじれなどの損傷が出やすい。また木口割れも生じるので木口にペンキ塗りするのがよい。製材や加工は普通であるが、時に表面が毛羽立つことがある。目止めすれば仕上がり面は滑らかである。耐久性はあまり高くはない。白蟻には抵抗性ないが、腐朽にはやや抵抗力がある。この心材は、防腐処理はかなり困難。かつてはレッドメランチ類に混って輸入され、合板用材にされていたが、現在では家具用材となつている。家具、キャビネット、楽器、建築造作、脚物家具、床板、手摺、階段、ゴルフのクラブヘッドにも使われた、東南アジアでは、ボート建造、一般構造、家具およびキャビネット製作に用いられている。

主要な材質・強度性質表・グラフ