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樹木・木材の別名、産地、解説

別名、現地名: 代表和名「ウダイカンバ」、代表英名「Monarch Birch」。カバノキ、サイハダカンバ、マカンバ、Amapa、Betulaceae、
主たる分布: 日本
樹種解説: 落葉高木樹高25ｍ、５０～８０ｃｍ。ときに樹高３５ｍ。直径１００ｃｍのものもある。樹皮は黄褐色または灰白色、横の皮目がある。樹幹は直立し､樹皮は灰褐色で光沢があり､横に長い黒色の皮目がある｡葉は大形で広卵形をし､縁には細かい歯牙があり､基部は心臓形である｡中部地方以北、北海道、および南千島の山地のよく肥えた適潤地に生育している。とくに北海道に多い｡陽樹で､常に充分な陽光を要求する｡シラカンバがやせ地に育つのに対し､肥沃地を好む｡ウダイカンバは､この樹皮に油脂分が多く雨のなかでも消えずによく燃えるので､鵜飼の松明に用いられたことからこの名がついた。辺材は帯黄白色。心材は淡紅褐色。木理は不整。肌目は精。用途は音調を狂わせないことから､ピアノの鍵盤として利用される。そのほか器具材､建築材､機械材、合板、床、器具、車両、船舶、パルプとして広く使用｡樹皮は屋根葺、材はほかに用いる。

主要な材質・強度性質表・グラフ