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- 管理番号 科・属
- 1630902―2 マメ科(Fabaceae) キシリア属
- 和名・商業名
- ピャインカド
- 学名
- Xylia xylocarpa
- 英名・商業名
樹木・木材の別名、産地、解説
- 別名、現地名
- 代表和名「ピンカド」、代表英名「Pyinkado」。クリンパパ(ブルネイ、ピャインカド、Burmese ironwood(英国,ミヤンマー)、Dudhi(HINDI)、
- 主たる分布
- インド、インドシナ地域
- 樹種解説
- この木は樹高36m、樹周3.6mに達する。幹は通常無枝で通直、円筒状である。ビルマ一帯の、主として混交落葉樹林中にチークと混生して見られる。辺材は狭く帯黄色または明褐色、心材は帯赤褐色、外気にさらせば暗色になる。この材はしばしば縞を現わし、またゴム質による斑点があり、それがまた粘りつくか、または油気の触感がある。木理通直から組合っており、肌理適度に細かくて均一。堅くて重い材で、天然乾燥は遅いが、材質低下は少ない。表面はいくらか干割れ、および狂いを生ずる傾向がある。適切な人工乾燥をすれば、比較的収縮率低い。極めて強い材で高い強度をもっているが、総ての点がグリーンハートに劣る。しかし、腐朽と白蟻には非常に抵抗力がある。また海中木食虫にも抵抗力がある。変わった特徴としては未乾燥中に鋸挽きをすることが推薦されている。一旦乾燥すれば、加工は堅く、困難になるからである。一般加工は材中にゴム質があるので、いくらか困難である。用途は重構造用、港湾施設、杭、閉鎖材、石摺り柱、ウォータフロンドのウッドデッキなどに使用されている。
主要な材質・強度性質表・グラフ
- 1.比重
- 9+
- 2.収縮率 接線方向
- 含水率1%当たり
- -
- 全収縮率
- -
- 3.収縮率 半径方向
- 含水率1%当たり
- -
- 全収縮率
- -
- 4.曲げヤング係
- 9
- 5.縦圧縮強さ
- 1
- 6.縦引張り強さ
- -
- 7.曲げ強さ
- 9+
- 8.せん断強さ
- -
環境関係項目 レッドリスト・ワシントン条約
- レッドリスト取扱
- -情報なし-
- 基準解説
- -情報なし-
- ワシントン条約
- -情報なし-
- 参照・参考
- 世界の木材900種(1975)、熱帯産主要木材(1958)