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管理番号　科・属

1229178―3　ブナ科 (Fagaceae)　クリ属

和名・商業名

チェスナット

学名

Castanea sativa

英名・商業名

別名、現地名

代表和名「スウィートチェスナット」、代表英名「Sweetchestnut」。イエローヒッコリー、クリ、スパニッシュチェスナット、チェスナット、ヨーロツパグリ、ヨーロッピアンスィートチェスナット、Ｐｅｃａｎ hickory、Spanish Chestnut、

主たる分布

ヨｰロッパ

樹種解説

落葉樹。樹高30mになる。木材よりは果実のほうでなじみ深い樹木で、地中海沿岸の国々に自生し、他の地方でも古くから植栽されてきた。大木で、しばしば樹皮からせん状の裂け目がある。材はらせん木理をもっことが多く、伐採されたとき、太い幹がひどく裂けやすいのはそのためかもしれない、ポール用材のために、20年程度の伐採期で切られることがある。材面は淡褐色で、年輪をはっきり示す。板目面はナラに似ているが、大きな放射組織をもたないので、柾目面はナラのようなシルバーグレインを示さない。比重はナラより約20％低い。また、ナラよりも軟らかく、強度が低いが、一般に加工はむしろ容易であり、利用の際の安定性もナラよりよい。乾燥時間は長くかかり、歩留まりが悪くなりやすい。心材は高い耐久性がある。湿気のあるところでは鉄を錆びつかせる作用があり、木材の利用が制限を受ける。用途は耐久性があるので、戸外で用いるのに優れた木材である。小径木でも辺材の幅は狭く、保存処理を施せば立派な杭や柱になる。エクステリアで使われことも多く家具に使用されることもある。クリの単板は地味ながら、美しい杢目が出る。

1.比重

7

2.収縮率 接線方向

含水率1%当たり

4

全収縮率

4

3.収縮率 半径方向

含水率1%当たり

5

全収縮率

5

4.曲げヤング係

6+

5.縦圧縮強さ

8+

6.縦引張り強さ

7+

7.曲げ強さ

6+

8.せん断強さ

6

レッドリスト取扱

－情報なし－

基準解説

－情報なし－

ワシントン条約

－情報なし－

参照・参考

世界の木材９００種（1975）、世界木材図鑑（2007）、Eyewitness Companion Trees（2007）、AleenCoombesTrees500、Simon&Schutrer's guide toTREES(1989)