和名「アフリカンバドック」で検索の結果

樹木・木材の別名、産地、解説

別名、現地名: 代表和名「アフリカンバドック」、代表英名「African padauk」。アフリカンコーラルウッド、アフリカンパダウク、カムウッド、バーウッド（英国）、レッドナーラ、Barwiid、Camwood、Kisesi(コンゴ)、Mbe、Mtombati、Muenge(カメルーン)、Osun(ナイジェリア)、Padouk(英国)、
主たる分布: 西アフリカ、中部アフリカ
樹種解説: アジア産のカリンと同じ属である。西および中央部のアフリカに多く、カメルーン、ザイールに分布する。心材と辺材の色の差は著しい。心材は、製材直後は鮮やかな赤色であるが、時間の経過とともに濃赤紫褐色に変わっていく。辺材は白色から淡黄褐色である。色の濃淡による縞があることもある。柔組織による白色の細い帯が多数あり、背景の赤い色との対照が装飾的な模様を作っている。木理は通直ないしやや交錯し、肌目は粗い。重硬で、乾燥は良好。欠点はあまり出ない。加工は普通だが、交錯木理のために裂けることもある。仕上がりは非常によい。心材の耐久性は高く、白蟻に対しても抵抗性がある。用途は工芸品、ナイフの柄、彫刻、建具、床板、化粧単板、ろくろ細工など。

主要な材質・強度性質表・グラフ