英名「Bueman Yellowheart」で検索の結果

管理番号　科・属: 819398―5　マチン科(Loganiaceae)　ファグラエア属
英名・商業名: Bueman Yellowheart
学名: Fagraea fragrans

樹木・木材の別名、産地、解説

別名、現地名: 代表和名「テンブス」、代表英名「Tembusu」。アナン、イエローハート、テムブスパダン、Anan、Ananma、Bueman Yellowheart（ミヤンマー）、Lemesu、meraing、Panggal Buaya、Reriang（マレーシア）、Temasuk（北カリマンタン）、Tembusu、Tembusu Pedang（サラワク,ブルネイ）、Wiyu
主たる分布: インドシナ地域、フィリッピン、インドネシア、マレーシア(この地区を材質表に掲載 )
樹種解説: 適度に高くほっそりした木で、高いものは樹高、30m、最大直径90cmに達する。根張りがない。幹は縦溝があり、不整形で、無枝のの長さが18mになる。この木は高い香りのある花を豊富に生ずる。フィリッピン、インドシナ、インドネシア、マレーシア地域に非常に広く分布している木だが、どこにも豊富というわけではない。ビルマには、平地に生育している。サラワクでは、緑陰および装飾用として植栽されている。辺材と心材ははっきりしないが、辺材はわずかに明色で淡黄色で、かなり幅広い。心材は帯黄褐色から鮮褐色で、外気にさらせば暗色になり、木理は通直なのから不規則まで様々あり、しばしば深く組み合っている、肌理は適度に細かくて均質、堅くて重い。この材は、新材の時は不快な臭気があるが、一旦材を乾燥すればなくなる。乾燥は遅いが甚しい材質低下はなく、収縮はかなり低い。しかし表面干割れ生じ易いので注意が必要。材は棧積みしないと染みが生じそうである。この材は極めて耐久力があり、海中木食虫に対する抵抗力についての報告は一致していない。白蟻の害には抵抗力がある。加工度はビーチ（ブナ）ぐらいであるといわれているが、彫刻には良材で、仕上り良好、しかし不規則木理が現われた時は、注意が必要。磨き上りは高級である。用途は家具、キャビネット、フローリング材、棚、彫刻、まないた、ドアー類、窓敷居、棺な、構造用材、杭、橋梁材、ボート、鉄道貨車床板など。

主要な材質・強度性質表・グラフ