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英名「 African White Wood」で検索の結果
- 管理番号 科・属
- 81862―16 アオギリ科(Sterculiaceae) Triplochiton属
- 英名・商業名
- African White Wood
- 学名
- Triplochiton scleroxylon
樹木・木材の別名、産地、解説
- 別名、現地名
- 代表和名「オベチェ」、代表英名「Avous」。バク,Baku,アバク,Abaku(ガーナ)、ローレル(ビルマ)、Abachi(ドイツ)、African maple、African Whitewood(英国)、Arere、Ayous(カメルーン,ガボン,ザイール,フランス)、Ayus(赤道ギニア)、Bush maple、Cofa(アイボリコースト)、M’Bado(中央アフリカ)、Nkom(カメルーン)、Obeche(米国)、Obeche,Arere,Obechi(ナイジェリア)、Ofram、Ofram、Owawa,Wawa(ガーナ,英国,コートジボワール,ゴールドコースト)、Samba(コートジボワール)、Samba(コートジボワール,米国,カメルーン,フランス)、Soft Satinwood(市場名)
- 主たる分布
- 西アフリカ
- 樹種解説
- 落葉樹。樹高45m以上、直径1.5mに達する。高いものは65mには達する。直径の大きい、円筒状の幹は、枝下非常に長く、それで長い無地材が得られる。西アフリカで産出する木材の半分を占める。材はクリーム白色から淡黄色にして、辺材と心材の区別は、わかりにくい。辺材の厚さ18センチに達する。仕上げた面には光沢がある。材は軽く、軽軟である。肌目は粗く、木理しばしば組み合って、柾目面にかすかな条斑を現わし、他に装飾的な杢を現わすことはめったにない。木材の色はほとんど一定で、塗装の色の仕上がりを均一にしようとする時には、有利な材料である。天然乾燥速やかで、わずかに曲りや割れを生ずる傾向がある。しかし製材したならば直ちに桟積みすることが最も重要なことで、同時に辺材の変色は非常に危険であり、また心材と辺材は共に腐れ易い。人工乾燥は早くて容易、一般に欠点を生ずること少く、時々少量の狂いを生ずる。良い強度を有している。剛性はそんなに良くなく、材は腐朽に対して抵抗力がない、また辺材は注意しないと青染みがつき易い。の材は比較的柔かく、手用および機械工具で共に加工容易。逆目や(パンの面のように粗面になるるので、鋭利にといだ刃の工具を用いるのが望ましい。また材は、着色およびみがき良好。暗色に着色してマホガニーの代用にした時は、木理を似たようにすれば見分けがたくなる。用途は屋内指物細工としてすぐれた木材で、この目的に対しては良く軟木の代用にすることが出来る。また淡色の木材の必要な用途には好まれている。建具、家具、合板の心板などが知られている。ヨーロツパ製のハイヒールの踵の芯に利用。
主要な材質・強度性質表・グラフ
- 1.比重
- 6
- 2.収縮率 接線方向
- 含水率1%当たり
- 4
- 全収縮率
- 4
- 3.収縮率 半径方向
- 含水率1%当たり
- 3
- 全収縮率
- 3
- 4.曲げヤング係
- 5
- 5.縦圧縮強さ
- 5+
- 6.縦引張り強さ
- -
- 7.曲げ強さ
- 6+
- 8.せん断強さ
- 3
環境関係項目 レッドリスト・ワシントン条約
- レッドリスト取扱
- IUCNレッドリスト1994年版 Ver. 2.3版には「低リスク」 Least Concern (LR/lc) 「軽度懸念」と指定されている。
- 基準解説
- -情報なし-
- ワシントン条約
- -情報なし-
- 参照・参考先
- 世界の木材900種(1975)、世界木材図鑑(2007)、Eyewitness Companion
Trees(2007)、新輸入原木図鑑(1980)00、IUCNレッドリスト(国際自然保護連合1994,2000.)