英名「Tualang」で検索の結果

樹木・木材の別名、産地、解説

別名、現地名: 代表和名「トワラン」、代表英名「Tualang」。イヌダラ、タパン、テュアラン、マンギス、メンガリス、Cedro Incienso、Manggis、Mengaris、Tepa
主たる分布: フィリッピン、インドネシア、マレーシア(この地区を材質表に掲載 )
樹種解説: 常緑樹で非常に大きくなる木で樹高60-80m、樹周6mにも達し、大きくて狭く拡った根張りをもち、引締って小さな葉の樹冠をなし、主枝は多少逆立っている。材は堅くて重い。辺材は異なり幅7～10cm帯緑白色で時々淡い紅色を伴い、心材は帯赤褐色、通常年を経れば深チョコレート褐色に変る。木理交錯し、肌理やや粗いが均一。良仕上げが得られ、高級磨きができる。平挽きした時は装飾的で、柾目材は人目を引くリボン模様を現わす。乾燥中割裂や曲りに注意を要す。地面に接し、または外気にさらしては耐久力が甚しくない。乾燥材白蟻の害を注意深く防ぐ必要あり。用途は美しい家具材で、幹および大きな根張りの材は、共にある原住民の奇妙な彫刻をした礼式のテーブルに用いらている。バイオリンの弓にも用いられると記録されている。防腐処理した材は鉄道枕木に適する。良薪炭材になる。

主要な材質・強度性質表・グラフ

環境関係項目　レッドリスト・ワシントン条約

レッドリスト取扱: IUCNレッドリスト1994年版 Ver. 2.3版には「低リスク」 Conservation Dependent (LR/cd) 「保全対策依存」と指定されている。
基準解説: －情報なし－
ワシントン条約: －情報なし－
参照・参考先: 世界の木材９００種（1975）、Eyewitness Companion Trees（2007）、南洋材の知識(1968)、IUCNレッドリスト（国際自然保護連合1994,2000.）