英名「Paulonia」で検索の結果

管理番号　科・属: 3264601―1　ノウゼンカズラ科(Bignoniaceae）　キリ属
英名・商業名: Paulonia
学名: Paulownia tomentosa
英名・商業名: キリ

樹木・木材の別名、産地、解説

別名、現地名

代表和名「キリ（ヒトハグサ）」、代表英名「Paulonia」。キリ、ゴールデンペロバ(英国)、ニホンギリ、Fava Arara Tucupi、Hairy Paulownia、musheragi(ケニヤ)、RoyalPaulonia

主たる分布

日本

樹種解説

落葉高木樹高：8～20m、胸高直径５０ｃｍ。樹形は狭円柱形。樹皮が灰白色で、葉は大きく広卵形。古来中国から渡来した。日本では本州から九州まで見られる。日本全土に広く植栽されているが、岩手県の南部桐・福島県の会津桐は特に有名。生長が非常に早く、栽培も容易で植えておくだけでよい。5月頃、葉に先立って紫色の花が多数咲く。晩秋に枯葉が一枚一枚ゆっくりと落ちてくるさまは､しばしば俳句の題材として取り上げられる。現在は中国、台湾、米国、フラジルなど、海外諸国で植裁されたものが大量に輸入されている。心材、辺材の区別はなく淡紅白色。ときに紫色を帯びる。木理概ね通直で肌目は粗い。年輪はあまり明らかでない。日本産の中では、最も軽軟である。加工は容易で、製品は高い寸度安定性をもつ。このため密閉度の高いものを作ることが出来る。接着容易。磨けば美しい光沢が出る。かつては､女児が誕生するとキリを植え､嫁がせるときに伐り倒して､タンスなどの家具調度品を用意した｡キリのタンスが重用されるのは､火事にあっても表面が焦げるだけで､中まで熱を通さないためといわれる｡このほかの天井板・欄間、建具、箪笥、器具、箱、琴などの楽器、彫刻、下駄、羽子板などが知られている。桐炭は研磨用・火薬用・火薬、絵画材、眉ずみ等。

主要な材質・強度性質表・グラフ

1.比重

4

2.収縮率接線方向

含水率1%当たり

4

全収縮率

4

3.収縮率半径方向

含水率1%当たり

3

全収縮率

3

4.曲げヤング係

4

5.縦圧縮強さ

5

6.縦引張り強さ

4

7.曲げ強さ

3

8.せん断強さ

4

環境関係項目　レッドリスト・ワシントン条約

レッドリスト取扱

－情報なし－

基準解説

－情報なし－

ワシントン条約

－情報なし－

参照・参考先

世界の木材９００種（1975）、AleenCoombesTrees500、024、Eyewitness Companion Trees（2007）、Tree of Britain &Northern Europe（1982）

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