落葉高木。落葉の高木。樹高20m。胸高直径60cm。分布は本州の岩手県以西、四国、九州であるが、房総半島、伊豆半島、日本
| 海沿岸には自生が見られないという変わった樹で、山地に生育する日本持産の樹である。ミズメの名前は、枝でも幹でも傷をつける
| と、水のように樹液をだすことからつけられたものである。またこの樹液は香りがあり、香気成分はサルチル酸メチルエステルである
| 。葉は有柄で両面ともに長毛があり、卵状長円形。5月頃褐黄色の花を付ける。樹皮は赤暗灰色で、老木では不規則な鱗片状の裂
| 目がある。心材は紅褐色、辺材は黄白色で、両材の区別は大体明瞭である。肌目は緻密で美しく弾力性に富み、比較的強靭な材
| 。耐朽・保存性は心材部においてはやや良好。加工性・乾燥は中位である。用途は家具、器具、盆、漆器木地、版木、柄などである。
主要な材質・強度性質表・グラフ
- 1.比重
- 8+
- 2.収縮率 接線方向
- 含水率1%当たり
- 5
- 全収縮率
- 5
- 3.収縮率 半径方向
- 含水率1%当たり
- 5
- 全収縮率
- 5
- 4.曲げヤング係
- 8+
- 5.縦圧縮強さ
- 8+
- 6.縦引張り強さ
- 8
- 7.曲げ強さ
- 8+
- 8.せん断強さ
- 9
環境関係項目 レッドリスト・ワシントン条約
- レッドリスト取扱
- -情報なし-
- 基準解説
- -情報なし-
- ワシントン条約
- -情報なし-
- 参照・参考先
- 世界の木材900種(1975)、AleenCoombesTrees500
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