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英名「Hiba Arbor-Vitae」で検索の結果

管理番号 科・属
1728853―5 ヒノキ科(Cupressaceae) アスナロ属 針葉樹
英名・商業名
Hiba Arbor-Vitae
学名
Thujopsis dolabrata
樹木・木材の別名、産地、解説
別名、現地名
代表和名「アスナロ」、代表英名「Hiba」。ア、アスヒ、ヒバ、ホワイトリンバ、ローレル(ビルマ)、Chene limbo(フランス語圏)、False Arbor-Vitae、Hiba Arbor-Vitae、Virola Kochnyi-Banak(ホンジュラス)
主たる分布
日本
樹種解説
常緑高木樹高:30~40m。一般にヒバと呼ばれるが、厳密にはヒバという木はなく、木材、建築業界で使われている名。植物学的には本州中部から四国、九州にも見られるものがアスナロで、北海道から本州の関東北部まで分布するアスナロの変種がヒノキアスナロ(別名青森ヒバ)。能登半島へ移植されたヒノキアスナロが、アテと呼ばれているのである。木材の流通としては一括してヒバとして呼ばれている。アスナロの語源は「明日はヒノキになろう」に由来するというのは誤りで、古くはアテヒといわれ、高貴なヒノキという意味であった。日本固有の樹種で、本州から九州に分布し、関東北部・東北北部・木曽に多い。生育はきわめて遅い樹木。枝葉、樹幹、根株などに香りがある。心材と辺材の色の差はあまりなく、木材は淡黄色で、早材から晩材への移行は緩やかであり、そのため、年輪ははっきりとしているとはいえない。木材はやや軽軟で、特徴的な匂いがある、平均的な日本人には決していい匂いというわけでもない。しかし木材としては大変優秀な木で、「ヒバ普請」はシロアリ・ダニ・ゴキブリを寄せつけず、3年間は蚊が入ってこないと言われている。木材ははよく水湿に耐える。耐朽・保存性は高く、地中・水中での耐性はヒノキに優る。用途は、建築、家具、器具、土木材、橋梁、船材、車両、彫刻、抗菌まな板、漆器木地(輪島塗)風呂桶。樹皮は火縄として活躍し、水もれをふさぐ素材や、屋根葺としても重要だった。また、日本最初の地下鉄(銀座線)の枕木として使用された。
主要な材質・強度性質表・グラフ
1.比重
6
2.収縮率 接線方向
含水率1%当たり
5
全収縮率
5
3.収縮率 半径方向
含水率1%当たり
5
全収縮率
5
4.曲げヤング係
6+
5.縦圧縮強さ
7+
6.縦引張り強さ
6+
7.曲げ強さ
7
8.せん断強さ
6
環境関係項目 レッドリスト・ワシントン条約
レッドリスト取扱
IUCNレッドリスト1994年版 Ver. 2.3版には「低リスク」  Least Concern (LR/lc) 「軽度懸念」と指定されている。
基準解説
-情報なし-
ワシントン条約
-情報なし-
参照・参考先
世界の木材900種(1975)、AleenCoombesTrees500、Eyewitness Companion Trees(2007)、Simon&Schutrer's guide toTREES(1989)、IUCNレッドリスト(国際自然保護連合1994,2000.) 、IUCNレッドリスト(国際自然保護連合1994,2000.)

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