v11.0
- ID:
- 43371
- 年:
- 2018
- 月日:
- 1203
- 見出し:
- 国産材利用を推進する新しい木材用塗料を開発、オフィス家具に活用
- 新聞名:
- CNET Japan
- 元UR(アドレス):
- https://japan.cnet.com/release/30284215/
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
株式会社オカムラ
国産材利用を推進する新しい木材用塗料を開発、オフィス家具に活用
針葉樹材(スギ・ヒノキ)への塗装で風合いと耐衝撃性硬度を向上
株式会社オカムラ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:中村
雅行)が製造する国産材(針葉樹)を利用した家具に最適な木材用塗料を、日華化学株式会社(福井県福井市)、大谷塗料株式会社(大阪府大阪市)と共同で開発しました。
オカムラのオフィスファニチュアシリーズ「Lives(ライブス)」新製品であるカフェテーブルの塗装に採用し、2019年1月から発売します
オカムラは2009年に「木材利用方針」を策定し、オフィス家具や公共施設向け家具などの分野で積極的に国産材利用を推進してきました。
針葉樹材(スギ・ヒノキ)は建材として古くから利用されているものの、その柔らかさや材の割れなどにより家具に利用することには多くの課題がありました
今回開発した木材用塗料は、高度な日華化学のポリウレタン技術と豊富な経験に培われた大谷塗料の木材塗料化技術を融合した紫外線硬化型塗料で、オカムラの木材加工技術を用いて針葉樹材(スギ・ヒノキ)に使用することで、耐衝撃性と表面硬度を確保し木材の風合いが感じられる国産材のオフィス
家具として提供することが可能となりました
温かみのある感触や香り、軽量といった利点を生かし、かつ耐久性のある家具の提供が可能になる技術として、この木材用塗料が国産材利用に貢献できるよう広く採用を進めてまいります
オカムラは、「木材利用方針」に基づく製品開発を行うとともに、それらの製品を用いた空間を提案することで、森林資源の持続可能な利用を推進しています
【背景】
日本は、森林の面積が国土面積の約3分の2に相当する、世界でも有数の森林国です。
現在、成長したこれら森林(人工林)の多くが木材として利用可能になっているにもかかわらず、外国産木材の輸入量増加や林業の採算性の低下により、国産材供給量は国内全体における木材需要量の約3割に留ま
っており、林業の生産活動の停滞から放置される人工林もみられるようになっています
森林(人工林)を元気にするため、「植林」→「育成(間伐などの手入れ)」→「(成長した木の)伐採」、そして「利用する」というサイクルを回していくことが重要です。
国産材の普及、利用拡大が喫緊の課題となっており、2005年からは林野庁を中心に「木づかい運動」も展開されています
オフィスファニチュアシリーズ「Lives(ライブス)」の新製品カフェテーブルは、12月6日(木)~8日(土)の3日間にわたり東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開催される「エコプロ2018」オカムラブースにて展示します
□一般社団法人産業環境管理協会・日本経済新聞社主催「エコプロ2018」
リンク
オフィスファニチュアシリーズ「Lives」カフェテーブル
600W×450D×520H
¥171,400(本体価格)
【オカムラグループ 木材利用方針】
1、 以下の木材を利用しません
1) 絶滅危惧種
2) 違法に伐採・生産・取引された木材
3) 森林生態系や地域社会に悪影響を与えている木材
2、 以下の木材の利用を拡げます
1) 信頼のある森林認証を受けた木材
(または同等の証明のある木材)
2) 建築廃材、リサイクル材
3) 国産材・地域材
―新しい木材用塗料の概要―
高度な日華化学のポリウレタン技術と豊富な経験に培われた大谷塗料の木材塗料化技術を融合し、オカムラの持つ木材加工技術にマッチした木材用紫外線硬化塗料を3社共同で開発しました。
・株式会社オカムラ
・日華化学株式会社(本社:福井県福井市、代表取締役社長:江守康昌)
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・大谷塗料株式会社(本社:大阪府大阪市、取締役社長:大谷吉隆)
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