v11.0
- ID:
-
43236
- 年:
- 2018
- 月日:
- 1120
- 見出し:
- アリババ主催ビジネスコンテスト「Create@」で躍動した日本スタートアップ! ①「
木のぬくもりを感じる ...
- 新聞名:
- NOBBY OCEAN CONSLTING PTE LTD (
- 元UR(アドレス):
- https://glotechtrends.com/alibaba-creat-contest-mui-lab-181120/
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
mui Labは京都に本社を置くユニークなIOTデバイス開発企業。
「Create@」ファイナルでは共同創業者の廣部延安氏が熱いピッチを展開!mui Labの語源となる無為は自然との調和を唱える中国老荘思想(自然無為)と共通語源を有し中国の観客からも大きな共感を呼んだ
アリババクラウドが主催するスタートアップコンテスト「Create@」とは?
11/14-15日の2日間において杭州にてアリババクラウドが主催するスタートアップビジネスコンテストCreate@ファイナルが開催された。
ファイナルの会場となった杭州未来科学科技城国際会議センターは、ゲスト2000人(Invitee)で満席となり、インターネットからも43万人を超える視聴者が閲覧したという。
Create@は中国最大級のスタートアップビジネスコンテストとも言われ、その注目度は年々高まっている。
第1回の2015年大会からスタートし4回目となった今年の大会には、世界40都市以上から3000社以上のスタートアップが参加し世界規模で激しい予選大会が展開された。
優秀賞には賞金の他にアリババ
グループはじめ著名VCなどから強力な支援が得られる可能性が高く参加者の本気度も高いのである。
今大会は杭州でのファイナルステージに進出できた企業はわずか53社となった。
ファイナルまで勝ち進むことが出来る企業は、全参加者の1.5%程度という狭き門なのだ。
この中でmui Labはファイナリストとしてファイナルへ勝ち進んだ日本企業2社のうちの1社なのである。
mui
Labは10月上旬に開催された東京1次予選を2位で勝ち抜け、10月下旬に中国蘇州で開催された2次ラウンドでも3位に入賞し予選ラウンドを勝ち抜いたのである。
mui Labが提供する 無為自然(自然のままに)を尊重するIOTデバイス!
Create@ファイナルのピッチでmui Labに与えられた時間は質疑応答を含め4分間である。
最前列に陣取る審査員にはアリババ幹部や中国の著名VC関係者など総勢30名-40名ほどが真剣な表情で舞台を見つめている。
Mui Labのピッチを行うのはCEO大木和典氏と共にmui Labを創業し現在クリエイティブダイレクターとして製品開発を率いる廣部延安氏である。
ハッピ姿でステージに登場した廣部氏は、最初にプロダクト紹介ビデオを放映した。
Mui LabのユニークなIOTデバイスは口頭で説明するより映像で訴えかけるほうが効果的だと判断したようだ。
廣部氏の狙い通り、見たこともない風変わりなIOTデバイス映像の登場に会場の雰囲気が一気に柔らかくなった。
Create@ファイナルにてピッチを展開するmulLab廣部氏。
会場にてGlotechTrends撮影
mui
LabのIOTデバイスは、表面的には単なる木製ボードにしか見えない。
しかしLEDディスプレーが内臓されており手で触れるとディスプレー画面が浮き上がり、メッセージが映し出される。
家電操作、温度測定、ニュースの受信、天気予想などの情報表示など、あらゆるタスクを実現する不思議な木製のIOTデバ
イスボードなのである。
IOTデバイスとしての用途が完了すれば、単なる木材として部屋に調和し自然なオブジェとしての役割に戻るのだ。
まさに、木のぬくもりを感じる優しいIOTデバイスなのである。
(mui Labオフィシャルwebsi teより画像を転載)
自然とテクノロジーが融合し、人間はテクノロジーを意識せず、自然と調和するというmuiのコンセプトが会場に十分に伝わったと言えるだろう。
ピッチを聞いた中国人に感想を聞いてみると、mui Labの社名であるmui(無為)は、中国語でも同様の意味があり非常にメッセージ性の高い良いネーミングだと言う。
読み方こそ、無為(ウーウェイ)と発音し異なるが、老荘思想に由来し自然のままに生きなさいという意味なのだという。
中国でも、mui
Labが提唱する自然とテクノロジーの融合というコンセプトは、大いに共鳴され受け入れられる可能性がありそうだ
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