v11.0
- ID:
- 42990
- 年:
- 2018
- 月日:
- 1026
- 見出し:
- ろう者が100年手がける木工・縫製作業所
- 新聞名:
- 朝日新聞社
- 元UR(アドレス):
- https://www.asahi.com/articles/ASLBK5VDPLBKTIPE02S.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
耳が不自由なろう者が100年近く木工品や縫製品を手がけている作業所がある。
福岡市西区田尻の障害者支援施設「工芸会ワークセンター」だ。
木工品の人気が高く100カ所以上の保育園・幼稚園に机や椅子を納入してきた。
その縁で、ろう者と園児らの交流が始まっている。
管理・居住棟とは別棟の広さ860平方メートルの平屋が作業場だ。
木材加工の機械類が置かれ、一般の木工所と変わりはない。
木工係の男性14人が加工・組み立て、塗装、その他の作業を手分けして行い、注文を受けた椅子や机、棚などを作っている。
木工歴34年の松本義則さん(54)は図面さえあれば何でも作れるという。
「作業が楽しい。
特に保育園の家具を作るのが好き」と手話で表現した。
田崎誠さん(28)は始めて8年。
ベテランについて技術を学んでいる。
「いずれはロッカーや棚を作りたい」
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