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- ID:
- 40602
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0201
- 見出し:
- 三井ホーム、「フィンガージョイント材」使用の建物を鹿児島に 地元木材利用
- 新聞名:
- 財経新聞
- 元UR(アドレス):
- https://www.zaikei.co.jp/article/20180131/423342.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
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三井ホームのグループ会社である三井ホーム鹿児島が、鹿児島県曽於市において施工中の、伊万里木材市場事務所棟が1月26日に上棟となった。
同事務所棟には、地元鹿児島県産の木材によるフィンガージョイント材が構造材として用いられている。
なお、上棟とは建築後に建物が無事であることを祈願し
て行われる式典の一種であり、柱や棟、梁などが完成し棟木を上げるときに行われる。
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フィンガージョイント材とは、直訳すると、「たて継ぎ材」。
ツーバイフォー工法用のもので、二つの木材をジグザグに加工し、加工部の双方を繊維方向で継ぎ合わせ、接着した木材のことである。
接着しているだけだが強度は高く、反りや曲りが生じにくいため施工性に優れ、JAS規格による検査基準もクリアしたものが今回用いられている。
フィンガージョイント材の最大のメリットは、短材を活用することができるという点にある。
原木市場における材は3~4メートルが主流であるので、多くの短材が発生してしまう。
これらは従来の技術では構造材に用いることができなかったが、これをジョイント加工することで、安定供給と、資源の効率的な活用に
よる環境保全が実現できるのである
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