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- ID:
- 42373
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0816
- 見出し:
- 木材活用の地盤補強工法/建築センターの評定取得/飛島、住友林業、ミサワホーム
- 新聞名:
-
日刊建設通信新聞
- 元UR(アドレス):
- https://www.kensetsunews.com/archives/225468
- 写真:
- 【図・表 】
- 記事
-
飛島建設、住友林業、ミサワホームの3社が、1月に日本建築センターの評定を取得して各種手続きを進めていた「木材を活用した地盤補強工法」について、最終図書が受理された。
木を使った基礎工法の評定取得は初めて。
3社で開発済みの「液状化対策&カーボンストック(LP-LiC)工法」とあわせて、
丸太のさらなる活用方法拡大による木材需要創出や持続可能な森林経営への貢献につなげる
評定を取得したのは、地中丸太単体の鉛直支持力の設計手法、施工方法、現場品質管理方法となっている。
戸建て住宅などへの使用を想定した「丸太打設軟弱地盤対策&カーボンストック(LP-SoC)工法」開発への第1ステップとしたい考え
今後は、丸太頭部の処理方法や継ぎ丸太への対応、住宅地などにおける平面的な地盤補強の設計方法、 品質管理方法の研究開発を進め、 2019年度を目標に、 地盤の支持力を加えた形での評定取得と実用化を目指す。
また、 今後は、中・大規模建築で使える設計法の確立も進め、
将来的には土木での活用も想定している
同工法は、必要に応じて鋼管を軟弱地盤に打ち込み、引き抜いた後に皮を剥いだ生の丸太(スギ、カラマツ、ヒノキなど)を打ち込み、被覆する。
丸太頭部が常に地下水位以深にあるため、半永久的に使用可能な点が特長。
3社で開発済みのLP-LiC工法は、丸太の打設で地盤の密度を高める「液状化
」対策であるのに対し、LP-SoC工法は、丸太で鉛直支持力を得る「地盤補強」対策となっている
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