v11.0
- ID:
- 42321
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0816
- 見出し:
- フォステクスの木製ハウジングを使ったヘッドホン「T60RP」レビュー:中域に厚み
を持たせた甘く温かみの …
- 新聞名:
-
Stereo Sound ONLINE
- 元UR(アドレス):
- https://online.stereosound.co.jp/_ct/17194866
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
フォステクスの「T60RP」セミオープン型に仕上げられたRPシリーズの新モデル。
RPはRegular
Phase(平面振動板)の略で、同社の独自技術。
シリーズの既発モデルをベースに、アフリカンマホガニー材のウッドハウジングを採用し、RP振動板の持つ繊細な表現力に深みを加えたチューニングが施されているという。
画像: 平面振動板を採用したRPシリーズの最新ヘッドホン
ケーブルは片出しの着脱式となっており、付属する純正の3.5mmステレオミニのほか、別売で2.5mm/4.4mm/XLRの3種のバランスケーブルが用意されているのが嬉しい(今回は付属ケーブルを使用)
MacBook AirにコードMojoを組み合わせて、ロスレス音楽ストリーミングサービス「Deezer
HiFi」のデスクトップアプリで楽曲を再生してみた。
聴いたのは女性クラリネット奏者を中心にしたブラジルのクインテットだが、クラリネットの甘く温かみのある音色がとにかく心地よく響く。
中域に厚みを持たせた調子でありながら、シンバルヒットのキレ味やウッドベースの太さも申し分なく伝わってくる。
これは再生帯
域の広さが特徴のRP振動板とセミオープン仕様の組合せの妙だろう。
また、ウッドハウジング込みのチューニングにより、スタジオモニター由来の解像度志向に偏らず、リスニングの楽しさをしっかり感じさせてくれるところも素晴らしい
既発のRPシリーズよりも価格はやや上がっているが、それにしてもコストパフォーマンスが高い。
まさにシリーズ集大成の一台だ
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