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- ID:
- 41748
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0608
- 見出し:
- 木と人の物語（６月８日）
- 新聞名:
- 福島民報
- 元UR(アドレス):
- http://www.minpo.jp/news/detail/2018060852256
- 写真:
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- 記事
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宮崎駿［はやお］さんのアニメ作品には巨木がよく登場する。
「天空の城ラピュタ」は空に浮かぶ島が舞台となる。
そこにある城の中心部を根っこが包み込む。
「となりのトトロ」は主人公の家の近所にクスノキがそびえ立つ。
守り神のようで、慈愛にあふれた母のようでもあり、観客の心に強い印象を残す
県は県内の巨木ランキングをまとめた。
昨年と一昨年に２２２本を調べ、幹回りの太い大樹を順位付けした。
１位は二本松市の「杉沢の大スギ」で１３・４メートル、高さ約４０・９メートルを誇る。
１６４３（寛永２０）年に二本松藩主の丹羽光重が厳かな姿に感銘を受け、名付けたという
上位１０位の樹齢は２００年以上で、千年を超えた木もある。
これほど長生きしているのは自然の力だけではない。
県の担当者は「地元の人たちが大切に世話をしたからこそ大きくなった」と話す。
何世代にもわたる地域の歴史と人々の熱意が刻まれていると思えば、おのずと頭が下がる
南相馬市をメイン会場に１０日、第６９回全国植樹祭が開かれる。
木々を見つめ直す機会となる。
会場に出向けなくとも、身の回りにある緑と山々を眺め、自然と人の関わりの物語を読み取ろう
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