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- ID:
- 41520
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0515
- 見出し:
- 京都・三条大橋改修費募る 鴨川唯一の木製欄干が老朽化
- 新聞名:
- 京都新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20180515000112
- 写真:
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- 記事
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東海道五十三次の西の起点として知られる三条大橋(京都市中京区-東山区)が老朽化し、木製欄干も傷みが進んでいることから、橋を管理する市がふるさと納税を改修費用の一部に充てようと、寄付を募っている。
鴨川に架かる橋で唯一木製の欄干が残る場所だけに、今後は地元商店街などとも連携し
、橋を生かした地域おこしの機運を盛り上げていきたいとしている。
現在の三条大橋は1935年の洪水で流失し、50年に架け替えられた。
その後、ヒノキ製の欄干のみ74年に新調されたが、近年は腐食が目立つなど老朽化が進み、「京の玄関口をもう少しきれいにできないか」との声が市民からも寄せられるようになっていた。
しかし、関連工事も含め約4億円もの巨額の費用がかかることで改修のめどがたたず、一部をふるさと納税による寄付で賄うことにした、という。
三条大橋は、幕末の「池田屋事件」の際についたとされる刀傷や、豊臣秀吉の名が入った刻印が擬宝珠(ぎぼし)に残るなど歴史的価値も高く、市橋りょう健全推進課はこうした特長を生かした返礼品を考える計画。
地元商店街も橋の改修に向けた連携に前向きといい、同課は「地域ぐるみで橋の再生に向
けた機運を少しずつ高めていければ」と話す
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