v11.0
- ID:
- 41371
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0427
- 見出し:
- 木材チップ需要増で衣浦港を燃料輸入拠点に 国と県整備調査へ
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20180425/CK2018042502000057.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
大型船が寄港できるふ頭の造成や荷揚げ施設の整備が検討される「衣浦ポートアイランド」(中央)=県提供
写真
官民連携による社会基盤の整備を支援する国土交通省の事業に、碧南市沖の「衣浦港外港地区」が選ばれた。
衣浦港一帯では再生可能エネルギー発電所の新設などにより木材チップの需要が増しており、「エネルギー輸入拠点」として物流の増加に対応できる港に再整備するのが目的。
本年度は国
と県が二千万円をかけて地区内の調査を進め、施設や道路の整備の進め方を検討する。
事業地区は、碧南市南端の沖合に造成中の人工島「衣浦ポートアイランド」(四十七ヘクタール)と、東側の対岸エリア
人工島では、発電用の木材チップや石炭などの燃料、食料品、金属くずなどの貨物を荷揚げし、保管する施設を新たに整備する。
大型船の寄港に対応できるふ頭の造成に向けた調査も進める。
人工島と対岸をつなぐアクセス道路の機能強化も検討する。
一帯の物流関係施設は、官民が連携して運営する「PPP方式」を目指す
衣浦港では現在、貨物を扱う岸壁が南北約二十キロの範囲にわたって点在しているが、多くの荷物を運べる大型船の接岸を想定した施設ではない。
施設の老朽化や作業員の不足など、複数の課題が顕在化していた。
一方、周辺で木材チップを燃やして発電する施設の新設や、既存の石炭火力発電所で石炭に木材チップを混ぜて燃やす動きが加速。
今後、木材チップなどの取り扱いが大幅に増えることが予想されることから、衣浦港の再編整備は、施設を集約化して荷揚げ作業を効率化し、対応能力を強化する狙い
がある。
/dd>