v11.0
- ID:
- 41353
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0427
- 見出し:
- 農水省/CLTのJAS改正へ/板状木材の接着性能安定化、18年夏にも施行
[2018年4月23日1面]
- 新聞名:
- 日刊建設工業新聞社
- 元UR(アドレス):
- http://www.decn.co.jp/?p=99129
- 写真:
- -
- 記事
-
農林水産省は、大規模木造建築を可能にする構造用の木製重厚パネル「直交集成板(CLT)」の日本農林規格(JAS)を見直す。
CLTを構成する1枚当たりの板状木材について、新たに縁の部分に溝を設ける「面取り加工」した物の使用を可能にする。
板状木材を接合する際にもれる接着材の逃げ場を
確保し、のりの厚さを均一にする。
これによって接着性能を安定化させる
JASの見直しでは、実際に建築材として採用されたCLTにかかるさまざまな外力への対策も強化する。
最新の研究成果や木材の樹種に考慮し、曲げやせん断に対する基準強度を細かく設定する。
いずれもメーカーとユーザーの利便性や実効性を高める狙いがある
農水省はJAS改正案に対する一般からの意見を5月19日まで募集。
改正JASは今夏にも施行する
CLTを巡っては、国土交通省も3月29日付で改正告示を施行し、より低いコストで自由度の高い設計を実現しやすくした。
具体的には、5層以上に限定していた木造建築物に採用できるCLTの層構成を3層まで薄くした
/dd>