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- ID:
- 41189
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0403
- 見出し:
- 幕末藩主も乗った?木製の三輪車、2年かけ完成
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/national/20180402-OYT1T50128.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
幕末から明治期に活躍した福井藩主の松平春嶽が初めて乗ったとされる木製の三輪車「ビラスビイデ独行車」が復元された。
福井県が、藩士の日記や1850年代の車輪を参考にして2年がかりで完成させた。
県庁1階ホールで13日まで公開している。
3月24日にあった福井城山里口御門の完成式典でお披露目された。
全長1・7メートルで、前輪直径40センチ、後輪は同1メートル。
ケヤキなどを使い、ペダルや車輪の外周は鉄製。
ペダルを前後に踏み込んで回す仕組みで、ブレーキはない
復元の基になったのは春嶽に仕えていた藩士が書き留めた「御用日記」。
1862年に江戸の藩邸で、家臣の佐々木長淳が組み立て、春嶽が乗ったという記述があった。
「ビラスビイデ」は速い乗り物を意味する。
県はこの史実を伝え、県民の自転車利用の機運を高めようと2016年度から復元に着手。
坂井市のみくに龍翔館所蔵の1850年代の車輪などを参考に、専門家の協力を得て、設計を行って仕上げた。
事業費は約240万円
県庁ホールでの公開後は、県の博物館などで巡回展示する予定
県交通まちづくり課は「福井と自転車の歴史的な関係をアピールする中で、より多くの人に自転車に興味を持ってもらいたい」と話している
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