v11.0
- ID:
- 40414
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0109
- 見出し:
- えにし訪ね、ぶらり探訪/51 嵯峨の木材 筏流しと栄枯を共に /京都
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- https://mainichi.jp/articles/20180108/ddl/k26/040/252000c
- 写真:
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- 記事
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都府
京都を代表する景勝地・嵐山(京都市右京区、西京区)。
渡月橋上流の保津川(大堰(おおい)川)の浜辺に昨年12月17日朝、100本余りの丸太が運び込まれた。
長さ約4メートル、太さ約25センチの丸太を保津川遊船(亀岡市)のベテラン船頭や、府立林業大学校(京丹波町)、京都学園大の学生ら
がフジヅルと、カンと呼ばれる金具で手際よく筏(いかだ)に組み上げる。
10本程度を組んだものが一連、それを12つないだ長さ約50メートルもの「十二連筏」に仕立て、かつての筏流しを再現しようというのだ。
物珍しそうに写真に収める観光客に交じり、「懐かしいなあ……」という年配の住民も。
それもそのは
ず、戦後まもなくまで、嵐山一帯は保津川の水運を生かした、木材の一大集散地だったからだ
地元の製材店3代目に生まれた田中治一さん(70)は「鉄道やトラックの登場で、筏流しは昭和20年ごろ…
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