v11.0
- ID:
- 43444
- 年:
- 2018
- 月日:
- 1212
- 見出し:
- 加藤木工 木製多機能コンテナ開発 アウトドア家具展開へ
- 新聞名:
- 茨城新聞
- 元UR(アドレス):
- https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15445386340674
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- 記事
-
家具・建具製造の加藤木工(城里町粟、加藤宜之社長)はアウトドア向けの木製多機能コンテナを開発した。
自由にアレンジできる組み立て式で、収納とテーブルが一体となっているのが特長。
同社は木材の加工技術を生かし自社ブランドを立ち上げ、デザイン性の高いアウトドア向け木製家具を展開するこ
とで新たな需要を取り込む
開発したのは、アウトドア用品も取り扱うアパレルブランド「ELNEST(エルネスト)」とのコラボ商品で、商品名は「ECC BOX DIY」。
完成品の大きさは縦45センチ、横30センチ、高さ38センチで、重さは約8キロ。
スプーンや小皿などが入る浅めのトレーと、ランタンも入る下段の2段からなり、スライドさせて開け閉め
する。
コンテナを開けた状態でトレーの上に付属の天板を置くと、テーブルの代わりにもなる。
合板材を素材にした木材パーツ16個と金具をセットで販売する。
組み立てにはプラスドライバーとレンチが必要。
そのまま木材の風合いを楽しめるほか、「好きな色での塗装もしやすい。
DIY感覚でも楽しめる」(加藤社長)
来年1月からエルネストの店舗や自社で販売を始める予定で、11月末までに既に予約注文約100件を受注した。
用途もキャンプなどアウトドアに限らず、子どものおもちゃ箱として注文する人もいるという。
同社はこれまで受注を受け、手作りで1点物の家具や建具を製造してきた。
安価な輸入品や大手ハウスメーカーのユニット家具の普及で受注が減少する中、自社発のアイデアや製品で販路を広げようと、2015年に自社ブランド「Bay Laurel(ベイローレル)」を設立。
アウトドアに焦点を当て、折り畳み式ベン
チや椅子、テーブルなどの製造を始めた。
県信用組合(本店水戸市)の支援を受けて、ものづくり補助金を活用し、コンピューター制御の最新工作機械も導入。
手作業と機械を組み合わせて製造の効率化も図っている。
加藤社長は「木工業は職人が減っているのが現状。
自分たちでデザインしたものが評価されることで、職人という仕事のイメージも変えていきたい」と話した
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