v11.0
- ID:
- 43173
- 年:
- 2018
- 月日:
- 1114
- 見出し:
- 下市町の吉野杉木工 酒樽作りで柾目・無節の良材 面皮細工、鉋で家具作り /奈良
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- https://mainichi.jp/articles/20181114/ddl/k29/040/494000c
- 写真:
- 【写真】
- 記事
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吉野杉は、年輪の幅が狭くて均一、幹は真っすぐで節が少ない高級材だ。
苗木を密植し、間伐しながら80~100年と長い時をかけて育てる。
この吉野杉の特性を生かす新しい技に木工の町・下市町の職人が取り組んでいる。
杉の温かさ、柔らかさを引き出した。
【栗栖健】
吉野川流域の植林は寛文年間(1661~73年)に始まったが、吉野杉の育林法は1720年ごろ、需要が始まった酒樽(さかだる)用材(樽丸)に適した杉材を生産するためつくられた。
木目が詰まった柾(まさ)目、無節という特性はその長い歴史の中で生まれたという。
下市町新住の花井慶子さん(40)は「面皮(めんかわ)細工師」。
面皮は、吉野杉の1年分の年輪層を細長…
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