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- ID:
- 40649
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0204
- 見出し:
- 『木のものづくり探訪 関東の木工家20人の仕事』 西川栄明著 写真・渡部健五
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/life/book/review/briefcomment/20180129-OYT8T50090.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
静かに光を受けた栃とちの椀わんに浮かぶ、あでやかな模様。
ハケでさっと金を載せたようにも見えるが、人の手によるものではない。
二つとして同じものがない、それぞれの木の生きてきた証し、木目だ
群馬県安中市に工房を持つ韓国出身の木漆工芸家、任性珍イムソンジンさんがロクロで挽ひいた椀。
著者の西川栄明たかあきさんは「任さんが作り出す器には、丁寧な拭き漆仕上げと相まって、木が醸し出す豊かな表情がにじみ出ている」と記す
大学の探検部出身で北海道に暮らす西川さんは、森林や木工、木育など、木をテーマとした取材・執筆をライフワークにしている。
本書は木を素材に家具や器などを作る、こだわりの作家とその作品を、美しい写真とともに紹介するシリーズの5作目。
北海道や信州、関西などに続き、関東在住の作家を紹
介する。
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