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- ID:
- 43016
- 年:
- 2018
- 月日:
- 1028
- 見出し:
- 木製サイロ「災害遺構」へ 安平の子ども園 地震で傾いたまま「復興のシンボルに」
- 新聞名:
- 北海道新聞
- 元UR(アドレス):
- https://www.hokkaido-np.co.jp/article/242519/
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
町早来の認定子ども園「はやきた子ども園」は、胆振東部地震で被災した園内の木製サイロを建物が傾いたままの形で保存する。
道内で初めて震度7を観測した胆振東部地震の恐ろしさを後世に伝える「災害遺構」とするためだ。
井内聖園長は「酪農の歴史と今を伝える復興のシンボルにしたい」と話してい
る。
木製サイロは1931年(昭和6年)に町遠浅地区の牧場に造られた。
道内に現存する数少ない木製サイロとして、酪農で栄えた地区の象徴として町民に親しまれてきた。
強風で損傷したため2015年に解体されたが、同園は「子供たちに町の歴史や文化を伝える象徴にしたい」と解体した木材を譲り受け、今
年8月に園庭にサイロを復元した。
サイロは高さ8メートル、内径3・6メートル。
9月の地震では、サイロ周辺に地割れが発生し、基礎部分のコンクリートにひびが入った。
建物は無事だったものの、大きな揺れで南西方向にわずかに傾いた。
建物を全面的に修復することもできたが、同園は「地震の記憶を風化させたくない」と建物をあえて傾
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