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- ID:
- 42629
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0915
- 見出し:
- 旧小学校舎で木材PR
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- https://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20180914-OYTNT50223.html
- 写真:
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- 記事
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◇研究や木工体験市に提案
昨年3月末に閉校した丹波市青垣町文室、旧市立神楽しぐら小学校の校舎について、旧校区内にある製材会社が、研究室や木工体験室などを備えた施設として活用する事業を市に提案した。
閉校で寂しい思いをしてきた地元住民らも、地域振興や防災面から歓迎している。
(田中聡)
製品展示や木工体験施設としての活用が提案されている旧神楽小校舎(丹波市青垣町で)
製品展示や木工体験施設としての活用が提案されている旧神楽小校舎(丹波市青垣町で)
提案したのは、青垣町桧倉の「木栄」(森下清光社長)。
旧神楽小学校近くで1981年から操業している。
事業案では、普通教室棟(鉄筋3階建て1635平方メートル)と特別教室棟(同2階建て1195平方メートル)を活用。
特別教室棟の図工室を木工体験室に、理科室をシロアリ被害の研究室にするほ
か、家庭科室を調理体験室として使う。
普通教室棟では、中堅の住宅メーカーや工務店を対象に「木栄」製の床材や壁材、梁はりなどを展示。
業界の人々の交流の場にするとともに、家具の販売なども行う考えだ
「国産材や県産材を使う意義を訴え、最新の製品をPRする場として活用したい。
5年先をめどに整備できれば」と森下社長。
市は旧校舎を同社に無償貸与する議案を年内に市議会に提案する方向で、詳細な条件の詰めを行っている。
神楽自治振興会の足立徳行理事長は「地域のシンボルだった小学校の校舎を、地元の事情をよく理解している企業が使ってくれるのは歓迎。
災害時の避難所になる体育館や、子どもの遊び場でもあったグラウンドも安心して利用できる」と話している。
市は今年3月、同市青垣町で「廃校利活用フェア」を開催。
同社も、それに参加していた
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