v11.0
- ID:
- 41931
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0628
- 見出し:
- 鉄道の枕木「コンクリ製に交換を」 運輸安全委が提言
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元UR(アドレス):
- https://www.asahi.com/articles/ASL6W0SNQL6VUTIL079.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
全国の地域鉄道で8カ月に4件も脱線が相次ぎ、国の運輸安全委員会は28日、レールを支える「枕木」を木製からコンクリート製に換えるよう促す提言書を石井啓一国土交通相に提出した。
国交省は全国の鉄道事業者に対応を求める方針だ
鉄道の点検は列車にお任せ 首都圏でハイテク車両活躍中
特集 テツの広場
提言書などによると、和歌山県御坊市の紀州鉄道で2017年1月、1両編成の車両が左カーブを走行中に脱線した。
調査の結果、木製の枕木が腐食したり割れていたりしていた。
その結果くぎでレールを固定する力が低下し、外側にレールが傾いて2本の間隔が広がり、間に車輪が落ち込むように脱線し
たという。
1カ月後には熊本市の熊本電気鉄道で右カーブを走行中の2両編成が脱線。
木製の枕木にレールを固定するくぎが緩み、レールが傾いて間隔が広がったことが原因だった。
17年5月には群馬県桐生市のわたらせ渓谷鉄道でも同様の事故が起きた。
16年10月に岐阜県大垣市の西濃鉄道で同様の脱線が起きてから、約8カ月で4件も脱線が続いたことになる。
運輸安全委は対策として、線路の枕木を木製から、より耐久性が高く固定する力が強いコンクリート製へ交換していくことを提言。
コスト的に難しい場合は、数本に1本の割合で交換するだけでも事故防止に有効だという。
他の対策としては、脱線防止ガードの設置などを挙げた。
運輸安全委によると、都市部の鉄道では枕木のコンクリート化が進んでいるが、経営環境が厳しい地方の中小民間鉄道では、今も木製の枕木が高い割合で使われている。
同委は、国や自治体の補助金や鉄道・運輸機構による技術支援制度などを活用できるよう、地方への情報提供を進めることも石
fff: