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- ID:
- 41569
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0523
- 見出し:
- 「雲の上の図書館」天井から無数の木材 国立競技場デザインの隈健吾氏設計
- 新聞名:
- iza
- 元UR(アドレス):
- https://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/180522/lif18052211100006-n1.html
- 写真:
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- 記事
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東京五輪で使用される新国立競技場のデザインを手がけた建築家、隈研吾氏(63)の設計した高知県梼原町営図書館「雲の上の図書館」が26日、同町に開館する。
吉田尚人町長(58)は「森に抱かれているような安心感の中、感性と知的好奇心を広げてほしい」と話した。
雲の上の図書館は一部木造の鉄骨2階建て、のべ床面積約1940平方メートル。
町産のスギ、ヒノキがふんだんに使われ、「木肌のぬくもりを感じてほしい」という隈氏の気持ちから、閲覧スペースへは靴を脱いで入る。
天井や柱から枝のように無数の木材が延び、交差し、まるで森の中にいるよう。
広いガラス窓からは周囲の森が見える。
2階は約4万冊の本が並ぶ書棚、1階は利用者の交流のほか、コンサートや講演など文化事業にも活用できる。
隈氏と同町との交流は約30年前から始まり、これまで宿泊施設「雲の上のホテル」や「マルシェ・ユスハラ」、役場庁舎、福祉施設など5作品を手がけている。
同ホテルと温浴施設を結ぶ回廊「梼原・木橋」(雲の上のギャラリー)は平成13年、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した。
地元産の木や竹材を使
い、モダンで和風なインパクトを強く打ち出す隈氏の建築デザインは、これら一連の建築を通して確立されていったといわれている。
6作目となる新たな図書館の開館を前に、吉田町長は「町外の方々にも梼原町の隈研吾氏作品を利用いただき、森に抱かれる心地よさを感じてほしい」と話した
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