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- ID:
- 41354
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0427
- 見出し:
- 東京五輪・パラ選手村 大会後は「環境先進都市」に 木材リユースや水素活用
- 新聞名:
- SankeiBiz
- 元UR(アドレス):
- https://www.sankeibiz.jp/compliance/news/180423/cpd1804230500005-n1.htm
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- 記事
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2020年東京五輪・パラリンピックで各国・地域の選手団が滞在する選手村は、東京都中央区の晴海地区の三方を海に囲まれた埋め立て地で建設が進められている。
つかの間、世界のトップアスリートの“わが家”となる宿泊棟は大会後、分譲・賃貸住宅となる予定で、都は水素エネルギーなどを活用した
「環境先進都市のモデル」に整備し、レガシー(遺産)とすることを目指す
◆「3R」精神重視
メインスタジアムの新国立競技場から約6キロ。
東京湾に面した選手村は、多くの競技会場の中心に位置する。
約44ヘクタールの敷地は、大きく「居住ゾーン」「ビレッジプラザ」「運営ゾーン」の3つに分けられる。
居住ゾーンには14~18階建ての宿泊棟21棟が建設されるほか、食堂や診療所、スポーツジムも造り、選手たちが快適に過ごせるよう工夫する。
ビレッジプラザは花屋や雑貨店、カフェなどが集まる選手らの交流スペース。
大会組織委員会の呼び掛けに応じた全国の63自治体が提供する木材を使い、仮設施設として建設する。
組織委は一部施設を除いて、19年12月までの工事完了を目指している。
熱戦を終え、聖火が消えた後には、50階建てのタワーマンション2棟が着工。
学校や商業施設も整備する予定で、22、23年ごろに一つの街として生まれ変わる。
都が重視するのは、廃棄物のリデュース(削減)、仮設施設などのリユース(再使用)、リサイクルの「3R」精神だ
例えば、宿泊棟は民間事業者が新築マンションとしてスケルトン(骨組み)の状態まで整備した21棟を借りて、仮設の壁で居室を仕切り、エアコン、ユニットバスを取り付ける。
大会後は骨組みに戻し、業者が仕上げて分譲・賃貸する。
小池百合子都知事は昨年6月、撤去した約3900戸分のエアコンや間仕切りは「捨てるわけにいかないどころか、もっと生かせる」と再利用のアイデアを募集した。
ビレッジプラザで使った木材も各自治体に返却し、再利用してもらう。
◆全国初の実用化
都は長く空き地だった埋め立て地を再開発して「水素で動く街」(小池知事)を一から造り上げ、20年大会を通じて世界に発信したい意向だ
昨年3月にまとめたエネルギー整備計画によると、地区内に水素ステーションを設置し、パイプラインを巡らせる。
住宅や商業施設とつないで電気や熱を発生させ、共用部分の照明や空調機器などに利用する構想も描く。
実用としては全国初になるという。
太陽光や、隣接する清掃工場の排熱の利用計画もあり、都の担当者は「環境への配慮とともに、水素などが将来のエネルギーと
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