v11.0
- ID:
- 41202
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0404
- 見出し:
- 県内では珍しい木製床でケヤキ保護 小坂の坂下神明神社
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元UR(アドレス):
- www.chunichi.co.jp/article/gifu/20180405/CK2018040502000025.html
- 写真:
- -
- 記事
-
根元周囲を覆うヒノキの床=下呂市小坂町坂下の坂下神明神社で
写真
下呂市小坂町坂下の坂下神明神社境内にある県天然記念物「坂下(さこれ)のケヤキ」保護事業が完成した。
根の周囲が踏み固められないように、地面からすき間を空ける「デッキ方式」で木製の床を敷いた。
神社関係者によると、県内の樹木保護にデッキ方式を採用するのは珍しいという。
床を設置したのは幹の周囲百平方メートル。
鉄道用枕木と土台の石で地面から高さ約二十センチの空間を作り、その上に厚さ七センチのヒノキの角材を敷き詰めた。
角材は取り外して施肥などができる。
根元の土壌改良や空気孔の設置もし、根が伸びやすいようにした。
神社の事業で事業費二百九十
七万三千円のうち県が半額、市が四分の一を補助した。
坂下のケヤキは樹齢五百年とされる高さ二十八メートル、幹周囲六メートルの古木。
根元周辺に車や人が出入りし、近年、衰えが目立っていた。
同神社氏子総代長の桂川淳平さん(70)は「ケヤキが元気になってほしい。
工事完成で八日の例祭をすがすがしく迎えられる」と話した。
本年度はケヤキの様子を見て、必要ならさらに土壌改良などをする
fff: