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- ID:
- 40389
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0103
- 見出し:
- クラフトスタイル、1000のDIYアイテム販売~広がるDIY(2)~
- 新聞名:
- リフォーム産業新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.reform-online.jp/news/renovation/12729.php
- 写真:
- 【写真】
- 記事
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リフォームビジネスの未来 小
【広がるDIY】
「DIY」が広がり始めている。
例えば賃貸物件の入居者はオーナーの許可を得ずに部屋を改修することは難しかったが、自分で改装可能な「DIY可」賃貸物件が増えてきている。
また「DIY」好きな人向けの専門店も増加している。
クラフトスタイル 女性に人気のワークショップ女性に人気のワークショップ
学べるDIYショップ
年に300以上のDIY講座を開き、4000人ものユーザーを集めている人気DIYショップがある。
クラフトスタイル(東京都世田谷区)が運営する「tukuriba二子玉川本店」だ。
DIY専門店とはいかなるビジネスなのか
広さ100坪ほどの店内に入るとまず目に入るのはDIYグッズの販売コーナー。
木材や金物、タイル、塗料といった材料からのこぎりや電動工具まで約1000点販売されている。
必要な材料があらかじめカットされ、まとめられている「tukuribaキット」も多数用意
訪れるのは多くが女性。
自分で部屋を改装したりモノをつくったりするニーズに着目し、2015年にオープンした。
クラフトスタイル 店舗内に工房もある店舗内に工房もある。
さらにワークショップも売りだ。
各種工具の使い方から家具・小物づくり、室内塗装や珪藻土、壁紙の施工の仕方など、DIYに関する多種多様なワークショップが開催されている。
例えば、電動ドリルドライバー講座やフリース壁紙の貼り方講座は、2時間で参加費2700円、定員は6人。
木製のスクールデスクをつくる講座は4時間で参加費1万800円、定員4人となっている。
また、同社では、木工の実技に特化した「木工検定」という資格制度も開始した。
これは、木工に関する知識を確認する筆記試験と、道具の使い方を試す実技、課題の作品を制限時間内で組み立てる実技の3つで構成されている。
試験時間は150分で、受験料は8640円。
ワークショップの参加者からの「自
分の実力が分からない」、「ステップアップしたくても何をしたらいいか分からない」といった声を受けて創設された。
クラフトスタイル ペイントなどDIYアイテムがずらりペイントなどDIYアイテムがずらり
実践の場も用意
ワークショップで学んだ技能を試すことができる場も用意している。
1つは、店舗に併設されたレンタル工房だ。
のこぎりや金づち、かんなをはじめ、ドリルドライバーや丸のこといった電動工具を無料で借りられる他、木材のカットサービスも提供している。
必要な材料は物販コーナーで購入することができるので
、ユーザーは手ぶらでDIYを楽しみにいくことができる。
さらに、より実践的な住まいづくり体験の場として、古民家でのワークショップも開催している。
これは千葉県いすみ市にある築80年の平屋をDIYを活用して、シェアハウスへと生まれ変わらせようというもの
床張りや木工の造作、室内の木部の塗装、タイル張りなどをDIYで行う。
11月に実施された第1回のワークショップでは、告知活動をあまり行わなかったにもかかわらず、10人の定員が10日でいっぱいになるほどの人気だった。
クラフトスタイル 実際の家の改修体験も実際の家の改修体験も
「日本では住まいづくりの大部分をプロの業者が担っていますが、本来は住まい手自身がライフステージに応じて手を入れていくべき。
その主役となるのは、家のことを一番知っていて、一番考えている主婦の方々です。
そのため、私どものお店では女性のお客様の使いやすさを第一に考えています。
私ども
がこだわっているのは『モノ』ではなく『コト』を売ること。
『コト』を動かせば、自然と『モノ』も売れるようになるはず」
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