v11.0
- ID:
- 40842
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0224
- 見出し:
- 「大川の匠」に古賀さん 屋久杉で家具や仏壇作り 認定8人目「後継者育成に努める
」 [福岡県]
- 新聞名:
- 西日本新聞
- 元UR(アドレス):
- https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_chikugo/article/397038/
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- 記事
-
大川市は、卓越した木工技能者を顕彰する2017年度の「大川の匠(たくみ)」に、同市榎津の家具製造販売業、古典木工代表の古賀通弘さん(65)を認定した。
屋久杉を使い、製材から企画、製造まで一貫して自社で手がけ、多様なニーズの家具や仏壇作りが評価された。
古賀さんは、高校を卒業した1970年、父親が経営する同社に入社。
建具と家具の両方の技術を学んだ。
当時は、大川家具業界全体に勢いがあり、独自性を打ち出そうと、家具に建具の手法を取り入れた製品を開発した。
72年に2代目代表に就任。
さらに特色を出そうと、「土埋木(どまいもく)」と呼ばれる貴重な屋久杉を使い始めた。
仕入れた原木を見て出来上がる製品をイメージし、その後製材しているという。
能楽など伝統芸能に使われる木工品や、仏壇など通常の木工所では扱わない製品の注文も多い。
仏壇の欄間
彫刻は、職人2人を仏師の元に修業に行かせて技術を学ばせた。
21日に市役所であった認定表彰で、倉重良一市長が紫檀(したん)の板で作られた認定証を贈呈。
倉重市長は「卓越した技能を持つ大川の代表として、後進にも技術を伝えてください」とあいさつ。
古賀さんは「伝統産業の継承と、後継者の育成に努めていきたい」と意気込みを述べた。
「大川の匠」は、大川の木工産業を後世に引き継ぐことを目的に2007年に始まった制度で、認定は古賀さんが8人目となる
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