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- ID:
- 40266
- 年:
- 2017
- 月日:
- 1217
- 見出し:
- 「吉野の木」使い手作りおもちゃ 吉野高生徒ら、王寺町に寄贈
- 新聞名:
- 産経ニュース
- 元UR(アドレス):
- http://www.sankei.com/region/news/171215/rgn1712150025-n1.html
- 写真:
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- 記事
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県立吉野高校(吉野町)の生徒が同町産木材を使っておもちゃを製作し、王寺町に寄贈した。
今後、町内にある5つの幼稚園と保育園で使用される。
林業が衰退の一途をたどる中、「吉野の木」の良さを知ってもらい、地域産業の活性化につなげようと同校生徒らが企画。
同町が子供に木に触れてもらう機会をつくる「木育」を推進していたことから、寄贈されることになった。
おもちゃは、建築工学科の3年生と木工芸部の1年生計10人が製作。
同町産のサクラ、スギ、ヒノキ、クリの木を使用し、約5カ月かけて、ままごと用のキッチン3台と、積み木2千ピース、積み木の収納箱5つを作った。
キッチンは幅90センチ、高さ50センチで、コンロや蛇口をひねることができる“本格仕様”。
手のひらサイズの積み木は、園児が安全に楽しく遊べるよう、生徒がひとつひとつ紙やすりで丁寧に磨いたという。
同校木工芸部の大東実(まこと)部長(16)は「おもちゃ作りは難しく時間もかかったが、園児にたくさん
遊んでもらえればうれしい」と話した。
王寺町のやわらぎ会館であった贈呈式には、同校生徒5人らが出席。
平井康之町長は「手作りで、心のこもった木のぬくもりを感じるおもちゃ。
住民に木の良さを知ってもらい、県内の林業活性化にもつながればと思う」と語った
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