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- ID:
- 40244
- 年:
- 2017
- 月日:
- 1214
- 見出し:
- 木材予定以上 7万7700トン分
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20171212-OYTNT50192.html
- 写真:
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- 記事
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間伐材などを燃料にして発電する「朝来バイオマス発電所」(朝来市生野町)が、昨年12月の稼働開始から1年を迎えた。
当初の予定より1万4700トン多い7万7700トンの木材を燃やして発電したといい、関係者は「森林資源の有効活用につながっている」と、継続に期待している。
燃料になる木材は、但馬地方を中心とする各地から丸太やチップの状態で発電所に隣接する「be材(未利用材)供給センター」に集められる。
県森林組合連合会(県森連)によると、当初は1年間で6万3000トンを燃料として使う予定だったが、予想以上に木材に含まれる水分が多く、発電に必要な熱量を
確保するため多くの木材を燃やす必要に迫られたという。
県森連は木材を1トンあたり6700円で買い取っており、売却した各地の業者などにはこの1年で、予定より計約1億円多くの対価が支払われる見込み。
但馬地方の森林組合からは「捨てるしかなかった木材の用途が広がり、収入増にもつながる。
長く続けてほしい」と歓迎の声が聞かれる。
県森連の担当者は「間伐材などの安定供給が課題。
山からの切り出しには担い手の確保や国の補助が欠かせず、継続的な対策を」と求めている
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