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- ID:
- 40234
- 年:
- 2017
- 月日:
- 1212
- 見出し:
- 飫肥杉で遊具作り奮闘、宮崎のレンタル会社…貸し出しなど来春予定
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/life/trend/20171212-OYS1T50029.html
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- 記事
-
宮崎県特産の飫肥杉を使った遊具の開発を宮崎市の遊具レンタル会社「ワン・ステップ」が進めている。
子どもたちに木のぬくもりを感じてもらうことや、県産材の需要拡大が目的。
来年4月からイベントへの貸し出しや、個人向けの販売を行う計画だ
開発しているのは、ジャングルジムと、囲いの中に木製のボールを入れて遊ぶ「ボールプール」の2種類。
ジャングルジムは高さ約1・6メートル。
ボールプールは、直径約2・5メートルと約1・5メートルの2タイプで、直径約5センチのボールを約4000個入れる。
開発のきっかけは、木工を通じて木材や自然環境への関心を深める「木育」に興味のある顧客から「木製遊具を貸してほしい」との要望を受けたこと。
外国産の木材を使うことも考えたが、地元の経済の活性化を考えて飫肥杉を使うことにした。
同社の山元洋幸社長(40)は2016年4月、中小企業の経営相談業務を行う県の「よろず支援拠点」に協力者の紹介を依頼。
南那珂森林組合が飫肥杉を提供し、遊具の設計を県木材利用技術センターなどが助言することになった。
すでにジャングルジムは完成。
ボールプールはボールの表面をより滑
らかにする加工方法を模索している。
個人向けの販売では、子どもが成長して必要なくなったら、同社が引き取り、再利用することも考えている。
接合部分のゆるみを直したり、表面を磨き直したりして使えるようにする計画という。
同社はこれまでビニール製や金属で遊具を開発してきた。
山元社長は「木材の遊具作りに挑戦するのは初めてで、様々な人の支えで実用化のめどがたった。
木材の良さを広められるような遊具に仕上げたい」と話している
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