v11.0
- ID:
- 39765
- 年:
- 2017
- 月日:
- 1004
- 見出し:
- 道産木材、蒸して牛のエサに 繊維質も豊富で消化良し 道総研林産試験場が研究
- 新聞名:
- 北海道新聞
- 元UR(アドレス):
- https://www.hokkaido-np.co.jp/article/136343
- 写真:
- 【写真】
- 記事
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道立総合研究機構林産試験場(林産試、旭川)は、道産木材を蒸気で処理し、肉用牛の飼料にする研究に取り組んでいる。
木の組織を蒸気に当てて酸味や甘みの成分を出し、牛の食欲を増進。
繊維質が豊富で消化を助けるため、効率良く牛の体重を増やせる効果が期待され、製材などに使い切れない
余剰木材の有効活用にもつなげる。
飼料の低コスト化を実現し、2019年度内の実用化を目指す
肉用牛の飼育にはトウモロコシなどに加え、消化を推進する繊維質が多い餌も必要になる。
木材を蒸気処理して餌を作る研究は、1980年代に農林水産省が行ったが、製造コストが高く、断念した。
現在は東南アジア産のサトウキビの搾りかすを発酵させた飼料「発酵バガス」を輸入して使うことが多いが、近年は価格が高騰。
林産試は道産木材の飼料でもコスト面で見合う可能性が出てきたと判
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