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- ID:
- 39690
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0925
- 見出し:
- 三井ホーム、子会社が木造軸組み工法の倉庫を開発・販売、構造材に木材を活用
- 新聞名:
- nikkei Bpnet
- 元UR(アドレス):
- http://business.nikkeibp.co.jp/atclemf/15/238719/092502863/?s_cid=bpn_Tl
- 写真:
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- 記事
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三井ホームコンポーネントは、木造軸組み工法による倉庫「スマート倉庫」を開発した。
同社は三井ホームの100%子会社で、建設資材の製造・販売や建設工事などを手掛ける。
9月21日に販売を始めた。
構造材に木材を活用して木の利用拡大を図り、環境に配慮する。
2×4(ツーバイフォー)製材=断面2
インチ(約5cm)×4インチ(約10cm)=を使用する。
スマート倉庫は、荷さばき場や製品の一時仮置場、外部作業場などに幅広く使われる簡易型の倉庫となる。
簡易型倉庫は従来、鉄骨パイプを利用する方法が主流になっているが、スマート倉庫は環境に優しい木材を構造材にした。
三井ホームが独自に開発したステンレス製接合金物「コネック」でつないだ
骨組みの「コネックトラス」を活用する。
コネックトラスは、三角形を基本単位に組んだ部材の構造形式を意味するトラスの接合部分にコネックを使用する。
これによって、これまで木造ではできなかった大空間の建築を実現した。
コネックはステンレスのためさびにくく軽い。
そのため、建物全体の荷重が軽くなる。
トラスの特性の隙間を生かして設備
配管を設置することで空間が効率的に使える。
従来の2×4工法(枠組み壁工法)の木造倉庫と比べて重量が4分の1、工期が6分の1、コストは半分に抑えられる。
平屋建て面積600m2(181.5坪)、間口20m、奥行き30m、天井の高さ4mの場合、工期は3週間から、坪(3.3m2)単価15万円からとなる。
三井ホームグループは今後も、環境に配慮できる木材
の利用増に向けて新しい取り組みを進める
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