もちろん、保護区のような厳正に保全すべき地域の選定は必要ですが、その一方で、単純に「伐らない、使わない」という極端な取り組みでは、抜本的な課題解決はできません
森林減少の背景にある多様な社会問題や、木材生産や流通・販売に携わる多くの人々や地域住民の暮らしの改善には、「持続可能な水準で利用可能な量の木材を生産する」ことが重要です
2020年へ向けて、日本はロンドン、ソチ、リオに続く「持続可能」な大会運営を実現し、次の会場へとバトンを繋ぐことが、世界から期待されています。
そのためにも、持続可能な木材の調達を積極的に選択していく必要があります
WWFはこれまでも、オリンピック大会を「持続可能な社会の実現に向けた変革のチャンス」と位置づけ、国内外でさまざまな働きかけを行なっています
2015年 10 月にはWWFジャパンも、東京大会を「持続可能」に実現するための提言「One Planet, One Future 一つの地球、一つの未来」を発表
大会建造物のための建材や、選手村で提供される食材などの調達において、地球環境の保全に配慮した国際的な認証制度を取得した産品の活用を求めてきました。
限りある資源を、未来へとつないでゆくために
WWFはこれからも、環境に配慮した木材、紙、パーム油、水産物の生産・利用拡大や、自然エネルギー利用の普及拡大を目指して活動を続けてゆきます
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